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球界デキゴトロジー/3月11日

高卒2年目の坂本勇人がオープン戦で4安打の固め打ち(2008年3月11日)

 

2008年3月11日の阪神戦(スカイマーク)に「七番・遊撃」でスタメン出場した巨人の坂本は4打数4安打をマーク


 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわってその日に何があったのか紹介していく。今回は2008年3月11日だ。

 この日、スカイマークで行われた阪神対巨人のオープン戦に「七番・遊撃」でスタメン出場した巨人の高卒2年目、坂本勇人が4打数4安打の見事な固め打ちを見せた。

 その内容がいい、というよりすごかった。1本目は福原忍から左翼フェンス直撃の二塁打。2本目も福原から左前打。内角の141キロ、140キロを苦もなく打ち返した。

 とにかくパワフルだ。3本目は渡辺亮からで、エンドランのサインを空振りするミスを犯した直後の中前打。4本目は金村大裕から左中間二塁打。3本まではいっても4本目はなかなか出ないものだが、坂本はあっさり打ってしまった。

「1本目はちょっと詰まったけど、一発で仕留められた。結果を気にせず思い切っていこう、これだけでした」と坂本は言った。

 勢いは止まらない。4日後、15日の西武戦(西武ドーム)の2回表には石井一久から左中間にオープン戦第1号本塁打。内角に食い込む135キロのカットボールを詰まりながらもスタンドまで持っていった。

 実はこの一発が巨人のオープン戦初本塁打でもあった。ただ、坂本は「まだ初球見逃しが多い。もっと積極的にいかないといけません」と浮かれた様子はなかった。

写真=BBM
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