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コーチングスタッフベストナイン

週べが選んだ12球団コーチングスタッフ勝手にベストナイン!/広島編

 

 12球団の監督、コーチは年齢、選手時代の経歴、実績もバラバラ。週刊ベースボール3月18日号で、彼らが現役時代の全盛期にあると仮定し、球団別にベストナインを選んでみた。 
 今回は、その中からリーグ4連覇を狙う広島をピックアップし、紹介する。異論反論も多いと思うが、ご勘弁を。

生え抜きメーンで鉄の団結力


攻守走でチームを引っ張る緒方監督


投手
[先発]
先発、抑えどちらもハイレベル!
佐々岡真司
Shinji SASAOKA
[投手コーチ/52歳]
1990─07広島 右右
570試合登板、138勝153敗106S、防御率3.58
2年目の91年には最多勝ほかを獲得し優勝に貢献。MVPにも

[中継ぎ]
左の中継ぎ職人
菊地原毅
Takeshi KIKUCHIHARA
[二軍投手コーチ/44歳]
1993─13広島・オリックス・広島 左左
474試合登板、15勝26敗3S、防御率4.51
01年には当時の日本最多記録シーズン78試合に登板の鉄腕

[抑え]
先発、抑えで活躍した新人王
澤崎俊和
Toshikazu SAWAZAKI
[三軍投手コーチ/45歳]
1997─05広島 右右
180試合24勝17敗15S、防御率4.70
新人年は先発メーンで12勝。99年は抑えで14セーブ

[捕手]
投手の信頼厚い「黒田の専属捕手」
倉義和
Yoshikazu KURA
[二軍バッテリーコーチ/44歳]
1998─16広島 右右
719試合、339安打、23本塁打、6盗塁、打率.217
常に併用だったが黒田博樹をはじめ投手陣の信頼は厚かった

[一塁手]
勝負強き代打の切り札
浅井樹
Itsuki ASAI
[三軍統括コーチ/48歳]
1990─06広島 左左
1070試合、523安打、52本塁打、41盗塁、打率.285
レギュラー定着は難しかったが打撃に関しては超一流

[二塁手]
俊足巧打のバイプレーヤー
山田和利
Kazutoshi YAMADA
[内野守備・走塁コーチ/54歳]
1984─96中日・広島・中日 右右
366試合、227安打、22本塁打、21盗塁、打率.262
控えが長かったが、92年は二塁で一時定位置をつかんだ

[三塁手]
人望厚きユーティリティー
高信二
Shinji KOH
[ヘッドコーチ/52歳]
1986─98広島 右左
668試合、139安打、3本塁打、8盗塁、打率.235
内野ならどこでも守れる。常にフォア・ザ・チームの男

[遊撃手]
俊足堅守の名内野手
東出輝裕
Akihiro HIGASHIDE
[打撃コーチ/39歳]
1999─15広島 右左
1492試合、1366安打、12本塁打、143盗塁、打率.268
攻守走三拍子がそろう名内野手。出場はセカンドが多い

[左翼手]
高い打撃センス誇る未完の打者
迎祐一郎
Yuichiro MUKAE
[打撃コーチ/38歳]
2000−14オリックス・広島 右右
299試合、100安打、10本塁打、13盗塁、打率.196
打撃センスは高く評価されるもレギュラーに定着できず

[中堅手]
攻守走そろうスーパースター
緒方孝市
Koichi OGATA
[監督/51歳]
1987─09広島 右右
1808試合、1506安打、241本塁打、268盗塁、打率.282
すべて別々の年だが36本塁打、50盗塁、打率.326マーク

[右翼手]
出塁記録持つ強肩外野手
廣瀬純
Jun HIROSE
[外野守備・走塁コーチ/40歳]
2001−16広島 右右
978試合、595安打、51本塁打、19盗塁、打率.273
15打席連続出塁の記録持つ。守備では強肩が光る

[指名打者]
代打の切り札
森笠繁
Shigeru MORIKASA
[二軍打撃コーチ/43歳]
1999─10広島・横浜 右左
840試合、412安打、21本塁打、34盗塁、打率.264
スタメン定着はなかったが打撃センス高く代打で存在感

打順
(遊)東出輝裕
(三)高信二
(一)浅井樹
(中)緒方孝市
(右)廣瀬純
(左)迎祐一郎
(二)山田和利
(捕)倉義和
(指)森笠繁

すべて広島でプレー経験あり


 さすがカープだ。コーチングスタッフの全員が同球団での現役経験者は、ここだけ。鉄壁の団結力を最大の武器とする。

 投手は先発で佐々岡真司。いざとなれば抑えもできるタフガイだ。先発二番手には小林幹英(二軍投手コーチ)を置く。中継ぎはスペシャリストの菊地原毅、抑えは澤崎俊和とした。キャッチャーは、黒田博樹の恋女房・倉義和。投手ファーストのリードで信頼感は抜群だ。

 内野はファーストにバッティングは天才的だった左打者の浅井樹。ほかセカンド・山田和利、サード・高信二と堅守のバイプレーヤーを並べ、ショートには現役後半はセカンドも多かった東出輝裕を入れた。東出には打線では一番に入らせ、積極打法で、けん引役を担ってもらう。

 外野は、レフトから迎祐一郎、緒方孝市、廣瀬純。指名打者は代打で存在感を示した森笠繁とした。現監督の緒方は打順も四番に座る。長打があり、足も絡めてとマルチな活躍で、攻守の中心となるはずだ。

写真=BBM
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