7月29日、履正社が3年ぶり4回目の夏の甲子園出場を決めた。

　都道府県別の優勝回数は全国1位の13度。大正時代は市岡と明星が代表の座をほぼ占め、昭和になると大体大浪商や八尾なども夏の甲子園の土を踏んだ。

　大体大浪商は大阪勢初優勝だった1946年と61年に優勝。明星も40年ぶりに出場した63年に優勝した。

　60〜70年代はPL学園や68年優勝の興国、関大北陽、阪南大などを加えた「私学7強」の時代。ここからPL学園が抜け出した。78年からの10年間で4度の全国制覇。上宮も強かった。

　平成は大阪桐蔭の時代。91年に初出場で優勝すると2008年からの11年間で4度の優勝。春夏連覇も2度達成した。90年代は「私学7強」時代に出場できなかった近大付が健闘。最近は履正社が大阪桐蔭と覇を競っている。

【大阪 夏の甲子園出場回数ランキング】
1位　PL学園　17回　2009年

2位　大体大浪商※1　13回　1979年

3位　大阪桐蔭　10回　2018年
3位　市岡※2　10回　1940年

5位　明星　8回　1972年

6位　関大北陽※3　6回　1999年

7位　近大付　5回　2018年

8位　八尾　4回　1959年
8位　履正社　4回　2019年

10位　芦間※4　3回　1939年

11位　興国　2回　1975年
11位　阪南大※5　2回　1977年

13位　上宮　1回　1989年
13位　関大一　1回　1998年
13位　都島工　1回　1951年
13位　泉陽　1回　1954年
13位　北野※6　1回　1927年
13位　大阪偕星　1回　2015年
13位　寝屋川　1回　1957年
13位　日新※7　1回　1935年
13位　春日丘　1回　1982年
13位　東大阪大柏原　1回　2011年
13位　高津　1回　1949年
13位　天王寺　1回　1948年
13位　渋谷　1回　1990年
13位　豊中※8　1回　1928年
13位　金光大阪　1回　2007年
13位　泉大津　1回　1950年
13位　近大泉州※9　1回　1986年
13位　上宮太子　1回　2001年

※年度は直近出場年
「直近出場時のチーム名」※1浪商　※2市岡中　※3北陽　※4京阪商　※5大鉄　※6北野中　※7日新商　※8豊中中　※9泉州

写真＝BBM