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小林、大城、炭谷…巨人の正捕手争い 相手球団は「誰が一番嫌だ?」

 


 12球団で最もレベルが高い正捕手争いが繰り広げられているのが巨人だ。球界屈指の鉄砲肩で16年から4年連続盗塁阻止率リーグトップの小林誠司、打撃力は捕手の中で抜けている大城卓三、経験豊富で安定感があるベテランの炭谷銀仁朗。三者三様でタイプが違い、昨年は激しい正捕手争いが繰り広げられたが、昨季のスタメンでの起用法を見ると、小林が68試合、炭谷が41試合、大城が30試合で1人の捕手に固定しなかった。

 では、他球団は巨人の捕手3選手をどう評価しているのだろうか。セ・リーグのある球団のスコアラーは「3人ともレギュラーにふさわしい能力を持っているし、実際に捕手の弱いチームにいったら正捕手を獲れると思います」と高く評価。3選手についてこう分析した。

「小林はあの肩だけで飯が食える。コントロールも正確だから盗塁阻止率が高い。投手は助かりますよ。走者を出しても『小林が刺してくれる』という安心感で投げられますから。炭谷は何といってもあの安定感ですよね。投手の持ち味を引き出すのがうまい。小林、大城だけでなく炭谷が控えているというのは首脳陣も安心感がある。FAのときに争奪戦になりましたが、どの球団も欲しい選手ですね」

 そして、大城の話に及ぶと声のトーンが上がった。「この3選手の中で一番大化けする可能性があるのが大城だと思います。捕手であれだけ打てる素材はなかなかいない。長打力があってミート能力が高い。阿部慎之助と重なりますね。シーズンで出続けてどれぐらいの数字を残すのか興味がある」。

 昨年は菅野智之山口俊が登板の際は小林誠司、C.C.メルセデスは大城卓三、高橋優貴の時は炭谷がバッテリーを組むケースが多かった。ただ投手との相性を優先した起用法ではない。昨年は菅野が登板した際に炭谷がマスクをかぶったときもあり、桜井俊貴が登板の際は1人の捕手に固定しなかった。今年は山口俊が抜け、菅野とともにエース格として期待される新外国人のエンジェル・サンチェスが加入した。原辰徳監督が投手陣と、この3選手をどう組み合わせるか興味深い。

 強肩、強打、インサイドワーク……捕手が評価される点はさまざまだが、過去の名捕手たちを見ると「チームを勝たせる捕手」が最も重要な要素になるだろう。リーグ連覇を目指す今季、扇の要を巡る熾烈な争いから目が離せない。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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