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西武のベテラン中村剛也は自然体。「つらい気持ちはなかった」

 


「自主練習期間が長かったですが、やることはできましたし、体の張りもキープしながらできたのでこれから実戦に入っていければと思います」と前を向くのは今季で19年目を迎えたベテランの中村剛也だ。開幕時期の発表を待つ間、「まずは絶対感染しないことを注意していました。練習以外では外出せず、家族も気を付けていました」という背番号60は、試合ができない間も「つらい気持ちはなく、なるようになる、しょうがないという気持ちでした」とすべてを受け入れていた。

 自主練習期間中は打撃の状態をキープすること、送球のために肩の調子にも気を配っていた。ただ、フリー打撃はできなかったので、チーム練習が再開した今、打撃投手の投球を打っているが、やはり「タイミングやリズムが良くなかったので、タイミングのズレを元に戻せるよう練習しています」という。しかし、イラ立ちはない。「実戦で自分の今の状況を確認できればと思っています。キャンプもオープン戦もやってきていますし、開幕まで練習試合もあるので時間がないという焦りはないです」。

 個人記録にも興味がない。望むのはチームの勝利だけだ。「これからシーズンが始まっていきますが、終わったときにこの約2カ月間がプラスに働いたといえるような成績を残したいです。チームのリーグ3連覇が目標なので、開幕までにやれることをしっかりやっていきたいと思います」と頼もしい。

「初めは無観客試合になると思うので、テレビ越しにハツラツとしたプレーを見せられたらと思います」とファンへメッセージを送る中村。昨季は史上20人目の400本塁打を達成。123打点で4年ぶりの打点王にも輝いた。今季も自然体でプレーすれば、必ず結果がついてくるはずだ。

写真=BBM
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