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DeNA今永 「6.19のイメージはできている」

 

12日の中日戦(ナゴヤドーム)では、順調な仕上がり具合を見せた


 開幕投手が確定している今永昇太の最終調整は、まずますの出来だった。開幕のちょうど1週間前となる6月12日、中日との練習試合(ナゴヤドーム)に先発すると5回3失点。最速150キロの真っすぐはキレがあり、3回の三者連続を含む8奪三振。高めに浮いた変化球を狙われ、7安打を許したのが開幕までの反省材料か。予定では、この日で開幕前の登板は終了。あとはシーズン幕開けとなる「6.19」を待つばかりとなった。

 今永は開幕の相手である広島に対して、昨季7試合で5勝と相性がいい。中でも開幕戦が行われる横浜スタジアムでは4試合で3勝、2完封と圧倒的な数字を残している。2年連続の開幕投手を前に、本人は「6.19、ハマスタでカープに投げるイメージはできています」と頼もしい表情でうなずき、DeNA戦に強い鈴木誠也(19年DeNA戦打率.318)、西川龍馬(同.330)、野間峻祥(同.349)らとの対戦に備えている。特に西川には個人対戦成績でも17打数7安打、打率.412と打ち込まれており、要注意の相手となりそうだ。

 開幕戦の雰囲気については、無人のスタンドで投げることに多少なりとも違和感をおぼえるという。「練習試合でも経験したので無観客試合の雰囲気は分かっています。でも、やっぱり寂しいですね」。再びスタンドが埋め尽くされるのを心待ちにしながら、テレビの向こうにいるファンに開幕戦勝利という最高の結果を届けるつもりだ。
文=滝川和臣 写真=太田裕史
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