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チームを背負う男! パ・リーグ6球団「四番打者事情」

 

東北楽天ゴールデンイーグルス



 今季から新たに四番に座っており、ここまで十分過ぎる働きを見せている。7月8日のソフトバンク戦(PayPayドーム)では、右越えの3点本塁打を放った。これで昨季のブラッシュらに並ぶ球団記録の4試合連続本塁打。本人は「(勝利に)直結して貢献できるのはうれしい」と振り返った。今季は特に勝利につながる一発が多い。3戦連発となる8号ソロを放った7日の同戦に敗れ、自身が本塁打を放った試合での連勝は「7」でストップしたが、勝負強さは群を抜いている。「とにかく優勝して、首位打者、打点王を獲りたい。本塁打は山川(穂高、西武)らがいるので」と本人は語るが、その言葉とは裏腹にアーチ量産中だ。

福岡ソフトバンクホークス


ソフトバンク・バレンティン


 渋い働きを見せていた長谷川勇也を右ワキ腹の筋挫傷で欠いた今、やはりバレンティンの目覚めが待たれる。打率は7月13日現在、.211。自身の36歳の誕生日だった7月2日の日本ハム戦(札幌ドーム)で1試合2本塁打を放ち、翌3日の同カードでも1本塁打といよいよ本領発揮かと思われたが、本拠地・PayPayドームに戻ってきての9日からまったく快音が聞かれなくなった。三番・柳田悠岐が調子を上げてきているだけに、四番の打棒で好機を確実に得点に結び付けたいところ。また、10日から球場観戦できるようになったファンも、バレンティンとの「ピーポーポーズ」(本塁打後のパフォーマンス)コラボを楽しみにしている。

千葉ロッテマリーンズ



 開幕から9試合で打率.344、5本塁打、8打点と好スタートを切ったレアードだが、直近5試合は、打率.278、本塁打なしと、勢いが衰えつつある。五番のマーティンを二番起用し、好調の井上晴哉を五番に据えるなど、後を打つ打者を入れ替えるなどして打線の機能を図っている。昨季も開幕直後は打撃好調もシーズン中盤から失速した背番号54。今季、チームは開幕ダッシュに成功しただけに、四番がシーズンを通して好調を維持し、打線をけん引したいところ。開幕時の勢いを取り戻せるか。

埼玉西武ライオンズ


西武・山川穂高


 2018年、開幕から四番に座り続けて47本塁打を放ち、タイトル獲得とともにチームに10年ぶりのリーグ優勝を呼び込んだ山川穂高。昨年も43本塁打で2年連続キングに。チームも連覇を果たしたが8月上旬から四番の座を中村剛也に明け渡したことが悔いに残った。今年は再び四番として全試合に出場して、3連覇、そして3年連続本塁打王に輝く――。強い決意でシーズンに臨んでいるが、7月13日現在、打率.258、6本塁打、20打点。山川の爆発力から考えると物足りない数字だ。チームもまだ貯金1の3位。浮上には山川のバットが欠かせない。

北海道日本ハムファイターズ


日本ハム・中田翔


 不動の四番としてラインナップのど真ん中に背番号6がどっかと座っている。チーム全体で打撃が低調の中で中田翔だけはリーグ3位の7本塁打に加え、昨季は.219に終わった得点圏打率も.353と勝負強さも発揮している。「今年はレベチ(レベルが違う)」と本人も手応えを感じているボールを引きつけ、7〜8割程度の力でよりコンパクトに振る打法も板についてきた。こだわっている打点数も21試合で18と2016年以来となるタイトル獲得も視野に入れ、頼れる四番が存在感を発揮していく。

オリックス・バファローズ



 メジャーでの実績十二分で“大物”と呼ばれたほど、現在のジョーンズの成績は圧倒的ではないものの、ボールをとらえたときの打球飛距離は群を抜く。7月8日の日本ハム戦(京セラドーム)では、5階席に運ぶ特大弾。そんな一発長打を警戒し、相手バッテリーは際どいコースを突くばかりで、勝負どころでは四球を選び、“つなぎ”の役割に徹している。10日の同戦では9回二死からバントの構えをするなど相手を揺さぶり四球を選んでロドリゲスの逆転サヨナラ3ランを演出。打率.250、3本塁打、8打点と打撃成績は今ひとつも研ぎ澄まされた“勝負勘”でチームに貢献度は高い。

写真=BBM

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週刊ベースボール編集部

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