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愛息のために奮闘する西武・ギャレットが「いつかここで子ども遊ばせたい」

 


 8月12日現在、18試合に投げ、2勝11ホールド、防御率0.51。来日1年目で、セットアッパーとしてライオンズファンに強い印象を与えているリード・ギャレットだが、このコロナ禍の状況で今年1月に誕生した長男とも会えない日々が続く。そんなギャレットは愛妻や長男にプレゼントを贈るため、この楽天との連戦中にニールとともに昨年7月に完成したグッズショップ「ライオンズ チームストア フラッグス」に出かけた。カゴいっぱいにレオ人形をはじめ大量のライオンズグッズを詰め込んだ右腕は、満足そうな表情。そして、ギャレットがフラッグスに行く途中で目を輝かせたのが、来年3月にオープンする「テイキョウキッズフィールド」の建設地になる場所だった。

「おお、これはいいね」と完成予想図を見て笑顔のギャレット。「今まで、ボールパークといわれるアメリカの球場でプレーしたけど、メットライフドームは素晴らしいと思うんだ。新しいカフェに大きなスクリーン。三塁側が大きく変わっていっているよね」とドームエリアを見渡すと、「(来年3月に完成する)テイキョウキッズフィールドはいいと思う。やっぱり試合前は野球以外で遊べる場所がスタジアムの中にあるということは素晴らしいことだと思うんだ」と続けた。

ニール(右)とテイキョウキッズフィールドの完成予想図を持つギャレット(球団提供)


 1月下旬に誕生した長男は、ギャレットが日本で腕を振り続ける中で、順調に成長しているという。「時差があるからね。僕が寝るときは息子が起きるとき。息子が寝るときは僕が起きるとき。そのタイミングでフェイスタイムをするんだよ。あとは奥さんが写真を送ってくれるんだ。そして、ついに座れるようになったんだ。もう少しで立てると思う」と愛息に話が及ぶと止まらなかった。

 11日には、一足先に獅子ビル内に「テイキョウキッズルーム」が誕生。子どもたちに大人気のエアー遊具「サイバーホイール」が設置されるなど楽しみ満載で、おむつ替えスペースや授乳室は無料で利用できるなど、小さな子ども連れにもうれしい施設だ。「いつか子どもをここで遊ばせたいよ」とテイキョウキッズルームの完成と家族の来日を待ちわびたギャレット。そんな青写真を描きながら、家族のために、チームのために黙々と腕を振るギャレットに期待したい。

西武ライオンズ
週刊ベースボール編集部

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