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今永昇太を参考にする右腕、明桜・佐々木湧生が自己最速タイでアピール/プロ志望高校生合同練習会

 

明桜高・佐々木湧生(ささき・ゆう)はプロ志望高校生合同練習会2日目のシート打撃で打者7人に対して3奪三振と力投を見せた


 プロ志望高校生合同練習会(東日本会場)の2日目が9月6日、東京ドームに41人が集まって行われた。

 明桜高(秋田)は今夏の秋田の独自大会を制し、東北大会に出場した。同校からは橘高康太長尾光、そして、佐々木湧生の右腕3人がプロ志望届を提出。だが、今回の合同練習会に参加したのは佐々木のみだった。

 それには、理由がある。

 独自大会では背番号1を着けるも、右ヒジの違和感で、独自大会準々決勝のみの救援登板と、チームに貢献することができなかった。

「ほかの2人は独自大会でも投げて、スカウトの方にも見ていただいている。自分はあまり投げられなかった。アピールしようと思ってきました。2人から? 頑張れ! と」

 9月6日のシート打撃では、自己最速タイの144キロの真っすぐに、スライダーを織り交ぜて3奪三振。NPBスカウト75人の前で、自身の投球を披露することができた。

「自分のピッチングスタイルで、自分の球を投げられたので良かった」

 目標とする投手はDeNAの左腕・今永昇太だ。体重移動を参考にしているという。「下半身の力を、上半身に伝えることができる部分を見習いたいです」。東京ドームで復活した姿を見せることができた。冬場もトレーニングを欠かさず、来年には150キロの大台突破が目標と、目を輝かせていた。

文=岡本朋祐 写真=高原由佳
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