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今後の早大に明るい材料。フレッシュトーナメントで3年ぶり31度目の頂点

 

「兄」の無念を晴らす快勝


東京六大学のフレッシュトーナメントは早大が決勝で法大を3対2で下し、3年ぶり31度目の優勝を決めた


 2年生以下の選手で編成されるフレッシュトーナメントは、リーグ戦への登竜門である。

 今秋は早大が3年ぶり31度目の優勝を決めた。ブロックBの初戦(11月1日)で慶大に勝利(7対2)。前日の早慶戦でV逸した「兄」の無念を晴らす快勝だった。東大との第2戦(同2日)は10対0の5回コールドで圧勝。そして、法大との決勝(同4日)では3対2の接戦を制している。

五番・捕手で出場した篠原は先制打に決勝打と2安打2打点と活躍した


 優勝の立役者となったのは五番・捕手で出場した篠原優(2年・早大学院)だ。180センチ85キロ(右投左打)と堂々の体格。1回裏に先制打。2対2の8回裏には決勝適時二塁打と2打点の活躍を見せている。慶大戦では六番・捕手で先発出場も3打数無安打。東大戦では出場機会がなく、めぐってきたチャンスを生かした。

 投手陣では慶大戦で澤村栄太郎(2年・早稲田佐賀高)、東大戦で中森光希(1年・明星高)、明大戦で左腕・齋藤正貴(2年・佐倉高)がそれぞれ試合を作ったのが勝因。野手も1年生・中村敢晴(筑陽学園高)らが成長を見せた。

 この世代がいずれは、リーグ戦で主力となる。今後の早大にとって、明るい材料となった。

写真=矢野寿明
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