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【大学野球】侍ジャパン大学代表監督に慶大・堀井哲也監督が推薦 誰からも慕われる人望が厚い指導者

 

大学球界でも手腕を発揮


慶大・堀井監督は9月20日、大学日本代表監督に就任。今年1月18日には、全日本大学野球連盟監督会の会長に就任[1期2年]しており、侍ジャパン指揮官との兼務になる[写真=矢野寿明]


 全日本大学野球連盟は9月20日、東京都内で理事会を行い、侍ジャパン大学代表監督に、慶大・堀井哲也監督(61歳)が推薦された。

 任期は2年。今年12月に行われる予定の大学日本代表候補合宿(愛媛・松山)から指揮を執る。24年は7月にハーレーム国際野球大会(オランダ)に出場し、25年は日米大学選手権(日本開催)に挑む。

 コーチ3人の人選については、堀井監督に一任され、後日、発表の見込みである。

 堀井監督は韮山高(静岡)、慶大を経て、三菱自動車川崎でプレー。引退後は同社のマネジャーを務め、三菱自動車岡崎の監督として01年の都市対抗準優勝。JR東日本では11年の都市対抗を制し、3度の準優勝。10年から19年まで10年連続出場へと導いた。19年12月からは母校・慶大の監督に就任。21年は春秋連覇を遂げ、全日本大学選手権で34年ぶりの優勝、明治神宮大会では準優勝と、大学球界でも手腕を発揮している。今年1月には全日本大学野球連盟監督会の会長に就任。大学の監督就任からわずか4年で監督会、大学日本代表のトップを兼務する立場となり、誰からも慕われる人望が厚い指導者である。

 大学日本代表は07年から任期2年で指導者を固定し、長期的なビジョンで強化を進めてきた。19年11月に就任した九産大・大久保哲也監督はコロナ禍の2020、21年の国際大会中止を受けて、2年の任期延長。今年7月の日米大学選手権では、米国開催における16年ぶり2度目の優勝を飾った。

【2007年以降の大学日本代表歴代監督】
2007-08年 河原井正雄(青学大)
 09-10年 榎本保(近大)
 11-12年 金光興二(法大)
 13-15年 善波達也(明大)
   16年 横井人輝(東海大)
   17年 善波達也(明大)
 18-19年 生田勉(亜大)
 20-23年 大久保哲也(九産大)
 24-   堀井哲也(慶大)

文=岡本朋祐
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