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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム第43回「空回りした1年」

 

星野さんが監督になってドジャース風のユニフォームに。1年しか着られませんでしたが……


うれしい「現状維持」


 これが年明け一発目の原稿になります。読者の皆さん、2018年もよろしくお願いします。コラム100回目指し、頑張って昔の話を思い出します!

 先日、手術後1年の検査で「現状維持」という結果をいただきました。契約更改なら渋い顔になりそうですが、いまの僕にはうれしい言葉です。

 ブログ(ズバリ! 大島くん)にも書いていますが、以前、ナオミさん(愛しの妻です)がお世話になっているお医者さんから、こんな言葉をいただいたからです。

「抗ガン剤治療をしていて、一番いいのはガンが消えてなくなること。二番目にいいのは、ガンが小さくなること。三番目にいいのは現状維持。だから現状維持はいいことなんですよ」

 すごく気持ちが楽になるし、元気づけられる言葉でした。

 では、再び時計の針を戻しましょう。前回は2年連続で規定打席に届かなかった1986年の話でした。記録を見ると、一応、ホームランは20本打っていますが、じれったく、悔しい思いばかりが残っています。

 チームも2年連続の5位と低迷し、山内一弘さんが途中で監督休養、代理監督となった高木守道さんも退団となり、次期監督となったのが、82年に引退し、解説者となっていた星野仙一さんです・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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