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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム第58回「粒ぞろいだった西武の投手たち」

 

郭泰源のフォームは緩やかですが、ボールは暴れん坊でした


魔球だった泰源のスライダー


 いやあ、毎回同じような出だしですが、エンゼルスの大谷翔平はすごいですね。もはや完全に別次元です。この間、NHKで試合中継の解説をさせていただきましたが、ほんと惚れ惚れしました。

 でも、いまメジャーにいる日本人選手は、大谷をはじめ、カブスのダルビッシュ有ヤンキースの田中将大、マリナーズのイチロー岩隈久志、あとは今季からの移籍の平野佳寿牧田和久……。ドジャースの前田健太と日本プロ球界を経由しなかった田澤純一以外、全部パ・リーグ出身ですよね。僕は、みんながみんなメジャーに行ってほしいと思っているわけではありませんが、もう少しセ・リーグも頑張ってほしいな、と思ってしまいますね。

 前回はパ・リーグのレジェンド投手、阪急・山田久志、近鉄・鈴木啓示ロッテ村田兆治西武東尾修と、後輩・牛島和彦の話をしました。ウシを除く、レジェンドの4人は全員名球会入りもし、投手タイトルもたくさん獲っています。お世辞じゃなく、この人たちが全盛期にメジャーに行っていたら活躍してたんじゃないですか。技術的にもメンタル的にもタフな人ばかりですからね。ほぼ同世代で、これだけの投手がしのぎを削っていたこと自体すごいです。僕は、鈴木さんとはオープン戦だけでしたが、彼らと実際に対戦できたことをとても幸せに思います。

 彼らがあまりに個性的だったこともあるのか、その後の世代の投手は・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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