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冷静と情熱の野球人 大島康徳の負くっか魂!!

大島康徳コラム第67回「江川、半端ないって!」

 

伊良部は確かに速かったけど、江川とは球質が違った


異質な野茂のフォーク


「大迫、半端ないって」

 6月20日、サッカーワールドカップの日本─コロンビア戦の後、テレビで、このフレーズが飛び交い、試合中のスタンドにもフラッグがありました。

 サッカーにあまり詳しくない僕ですが、これは知っていました。全国高校サッカー選手権の試合後のロッカーで、大迫勇也選手がいた鹿児島城西高に敗れた対戦相手の選手が涙ながらに繰り返していたシーンを、リアルタイムで見ていました。

 この年の全国高校サッカー選手権は、なぜかしっかり見ていたのです(テレビですが)。そのときから、大迫という選手は、ずば抜けてスゴいんだなと思っていました。

 あのときの、あの言葉がサッカーファンの中で生き続け、いま日本中にあふれているんですね。なんか、いいなあ……。いい風が吹いてきているように感じます。

 がんばれ、サッカー日本代表!僕もテレビでしっかり応援します(ちなみに締め切り時点で第2戦はまだ終わっていません)。

 ……あ、週べは野球雑誌でしたね。話を戻しましょう。

 今回は、僕が現役時代に対戦した2人の若手投手の話をします。2人とも、その後、海を渡り、メジャーでも活躍した“半端ない”選手です。

 1人目は・・・

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中日、日本ハムで主軸打者として活躍し、日本ハムでは監督も務めた大島康徳氏が自らの一風変わった野球人生を時に冷静に、時に熱く振り返る連載コラム。

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