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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「とことん落ちなきゃ変わらない?」

 

これは二塁打シーン。ああ、大谷の10万号を見たかったな/写真=榎本郁也


大谷10万号ならず……


 いま反省しているんだ。前回は書き過ぎたかなって。

 巨人で二軍にくすぶっている澤村拓一のことさ。間違ったことは書いてないつもりだけど、感情が入り過ぎたね。俺がコラムを書くときに考えているのは、ピッチングと同じで“緩急”と“コーナーワーク”。内角ばかりムキになって投げ過ぎたよ。あいつも一緒に戦った仲間だしね。

 澤村、悪かったな。でも、お前には、このままで終わってほしくないんだ。それは忘れないでくれ。

 今回は、ちょっと力を抜いていこうか。あ、消化試合という意味じゃないよ。暴投したりノックアウトを食らうこともあるけど、俺はピッチングもコラムも、消化試合と思ってやったことはないからね。

 解説もそう。どんな試合でも手を抜かないのが俺流。ただ、この時期になると、それが難しい試合もあるね。9月29日、札幌ドームの日本ハム-楽天戦がそうだった・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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