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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「広島のズタボロ負けが横浜の夏の風物詩に」

 

左からソト[3本目]、宮崎敏郎[2本目]、筒香嘉智[1本目]の3連発トリオ


甲子園が面白い


 日本のプロ野球の未来は明るいね。夏の甲子園を見ていて、そう思った。

 金足農高の吉田輝星君、高岡商高の山田龍聖君、横浜高の及川雅貴君、大阪桐蔭高の柿木蓮君……名前を挙げたらきりがないほど、好投手が多く、しかも投手全体のレベルが上がっている。

 チーム力が平均的に上がっているのにも驚いた。昔なら大阪や神奈川の代表が頭一つ抜けた野球をしていたけど、いまは地方の学校もそん色ない戦いをするし、チームづくりがすごくうまくなっている。

 引退したプロ野球選手が資格さえ取れば、高校野球を指導できるようになったのも、いい意味で影響していると思う。長嶋茂雄さんと一茂がそうだったけど、昔は、親子でも息子が高校生なら指導しちゃダメだったんだから異常だったね。

 具体的に誰が何を教えたというより、プロアマの・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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