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川口和久のスクリューボール

川口和久コラム「原監督の日本シリーズの敵は風かデータか」

 

10月13日の広島戦[東京ドーム]で敗れ、連勝が13でストップした菅野


日本シリーズまでの調整


 10月に入り足踏みしているが、巨人が独走で優勝に近づいているのは変わらない。今シーズンの巨人の戦いで欠かせなかったのが、エースの菅野智之だ。フォームのマイナーチェンジをし、開幕14連勝はならずも、13勝1敗(10月18日現在)。120試合制の中で、1人で12の貯金はでかい。

 今季の巨人は終始独走ペースではあったが、先発陣は決して万全とは言えず、途中、「菅野がこけたらチームもこけるかもしれない」と思ったこともある。菅野は疲れもあってか、ここのところ5試合連続失点、うち4試合が3失点以上だ。それでも打線とかみ合い、この間、3勝1敗。もともと打線とあまりかみ合うタイプではなく、15年は防御率1.91ながら10勝11敗と負け越した。今年に関しては、連勝でつかんだ野手との信頼もあったかなと思っている。

 ただ、すでに原辰徳監督は連覇ではなく・・・

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広島、巨人で活躍した川口和久氏が独自の視点でプロ野球に斬り込む連載コラム。

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