ようやく一軍に復帰した秋吉。遅れた分を取り戻すピッチングを見せたい
右肩甲下筋の肉離れで二軍調整が続いていた
秋吉亮が8月29日、ようやく一軍に戻ってきた。
「チームに迷惑をかけているから早く戻らないと、と思っていた。接戦だとピッチャーが少なくなる。自分がいたら、変わると思う。ライアン(
小川泰弘)も抑えをやって、難しさが分かったと思うけど、やらせて申し訳ない。自分の調子が悪いから、抑えをやらせてしまったのだから」
6月30日の
阪神戦(甲子園)の9回二死二、三塁で右肩の違和感を訴え、緊急降板。7月1日にMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受け、右肩甲下筋の肉離れと診断された。
離脱するまでは守護神として29試合に登板し、4勝3敗10セーブ、防御率3.10。2014年のルーキーイヤーからフル回転したツケもあるかもしれない。
同年、61試合に登板すると翌15年は球団のシーズン最多記録となる74試合に登板(10年
松岡健一の73登板を更新)。リーグ優勝に貢献した。昨季も70試合に登板し、シーズン途中から抑えに回って19セーブ。今季は開幕当初から、守護神としてマウンドに上がっていた。
昨シーズンのオフには、「肩とヒジに疲労もたまっているはず」と懸念していた秋吉。それでも、今は傷も癒えた。残り試合はわずかだが、来季につながる結果を一軍マウンドで示すつもりだ。
写真=高塩 隆