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プロ野球新時代のリーダー学

キャプテンマークの歴史

 

巨人19代目の主将に就任した坂本勇人選手



キャプテン・マークの歴史


解説=綱島理友

 チームリーダーであるキャプテンがつけている「C」マーク。言うまでもないが、Captainの頭文字だ。

 このキャプテン・マークが日本球界に最初に登場したのが2006年。当時ジャイアンツの小久保裕紀選手がつけたのが第一号だ。ただしこの時のマークは「C」ではなく、ユニフォームのラインに似たオレンジ、黒、オレンジの長さ80ミりのパッチ。これをキャンプから装着していた。

「C」マークの第一号は、同じ年のカープ。こちらは新任のマーティ・ブラウン監督が、チームリーダーとして野手は前田智徳選手、投手は黒田博樹投手を指名。分業キャプテン制をスタートさせ、監督の発案で3月にユニフォームの右袖に黄色の「C」マーク装着を発表した。「C」マークを現在主流の胸に装着した第一号は、やはり小久保裕紀選手で、こちらは復帰した古巣のホークスで、09年にキャプテンに就任。このとき左胸に「C」マークを装着している。

 ちなみにアメリカでは、胸に付けた「C」マークをNHLスタイルCと呼ぶ。MLBでもつけている選手がいるが、アイスホッケーのNHLが先に制度化したスタイルだからだ。

2015“C”マーク・コレクション


オリックス糸井嘉男主将)はキャプテン・マークの使用未定。ソフトバンク広島中日ヤクルトは主将制度なし

読売ジャイアンツ/坂本勇人主将













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