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第46回明治神宮野球大会

 

左腕・高山優希が最速150キロを計測、一躍ドラフト上位候補に浮上!!


 大阪桐蔭高といえば、現在の高校野球界をリードする存在といっても過言ではないだろう。今秋は近畿大会で優勝し、12年ぶりに明治神宮大会へ出場。この大会の位置づけとして、西谷浩一監督は「東京といういつもと違う環境で、普段、なかなか顔を合わせる機会がない全国のチームと競い、どれだけ力が出せるのか。1試合でも多く戦って、勉強させていただきたい」と話していた。

 関東チャンピオン・木更津総合高(千葉)との初戦、西谷監督は「早川隆久(2年)投手は良いサウスポーだと聞いていたので、右バッターをスタメンに入れ、打順も替えました」と、近畿大会とは異なるラインアップで臨んだ。この変更は見事に的中。八番から六番に上がった栗林佑磨(2年)が3回に逆転3ランを放ち5対2で初戦突破。

「このチームは打順もレギュラーもまだ固定していないので、どの選手にもチャンスがあるんです」と層の厚さを見せた。

 だが、高松商高(香川)との準決勝では守備が乱れる。2つのタイムリーエラーをはじめ、暴投やボークもあり7失点。西谷監督は「あれだけミスが出たら勝てない。守備で辛抱しきれませんでした」と嘆いた。打線もサイドスローの軟投派投手に手こずり、何とか7、8回に5点を挙げて1点差にまで迫ったが「エンジンのかかりが遅い。変則投手に対応する技術が足りませんでした」と、結局6対7で敗れた。

 らしくない敗戦の中、明るい材料となったのはエースの高山優希・・・

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