今秋まで戦いの場は東都二部だった。2年春以降、メーン会場は各校のグラウンドと脚光を浴びる機会が少なかった。だが今秋、駒大との一部入れ替え戦を制して一部復帰。高校時代、昨年も21歳以下の侍ジャパンで日の丸を背負った右の大砲・笹川晃平が、ついに“表舞台”へと戻ってくる。 浦和学院高時代からパンチ力がある打者として注目していた。思い切りのいいスイングをするし、貴重な右の大砲として、各球団のスカウトは東洋大進学後もチェックしてきた素材だろう。3年間、東都二部で苦しんできたが、今秋の駒大との一部二部入れ替え戦ではシャープな打撃を見せて、一部昇格に貢献した。来春はいよいよ、戦国東都の一部でプレーすることになるだけに、レベルの高い投手に対してどのような対応力を見せてくれるか楽しみにしたい。
打撃フォーム(8.0)はまだ、固まっていない。タイミングの取り方が一定でなく、トップが作れていないのだ。投手に合わせるのではなく、自分の間合いに投手を引き込むようなタイミングの取り方を学んでもらいたい。
選球眼(7.5)は今ひとつ。主軸を任されて長打への意識が強いのか、左右のボール球への見極めが甘い印象を受ける。引っ張りにかかっているため目切りが早く・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン