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「対決」で振り返るプロ野球80年史

第42回 野村政権のヤクルト vs ID野球にやられた他球団

 

「週刊朝日」の連載は「さすが野村!」。しかし、その知力も1年目は空回り


 1980年、西武で現役生活を終えた野村克也元捕手は、以後評論家生活に入る。その評論活動の中で、「週刊朝日」の連載が出色だった。朝日の名文記者、川村二郎記者とノムさんのコンビが絶妙だったのである。はじめは、他の記者だったようなのだが、意に満たず、川村記者が担当になったら、ドンピシャでハマった。

 川村記者は「野球とはどういうものか教えてもらった」と言い、ノムさんは「物を書くとはどういうことか、よく分かった」とお互いを称えたそうな。筆者もその連載には「さすが、野村克也だ」とうなったものだった。当時、川村記者は、よく後楽園球場の朝日の記者席に顔を出し、やはり、運動部の名文記者、土原剛記者と話し込んでいる姿を覚えている。勉強家だったのだ。

 こうして、たっぷりの充電期を経て90年、野村克也はヤクルト監督としてプロ野球に復帰した・・・

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「対決」で振り返るプロ野球80年史

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「対決」軸から80年のプロ野球史を振り返る読み物。

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