「週刊朝日」の連載は「さすが野村!」。しかし、その知力も1年目は空回り
1980年、
西武で現役生活を終えた
野村克也元捕手は、以後評論家生活に入る。その評論活動の中で、「週刊朝日」の連載が出色だった。朝日の名文記者、川村二郎記者とノムさんのコンビが絶妙だったのである。はじめは、他の記者だったようなのだが、意に満たず、川村記者が担当になったら、ドンピシャでハマった。
川村記者は「野球とはどういうものか教えてもらった」と言い、ノムさんは「物を書くとはどういうことか、よく分かった」とお互いを称えたそうな。筆者もその連載には「さすが、野村克也だ」とうなったものだった。当時、川村記者は、よく後楽園球場の朝日の記者席に顔を出し、やはり、運動部の名文記者、土原剛記者と話し込んでいる姿を覚えている。勉強家だったのだ。
こうして、たっぷりの充電期を経て90年、野村克也は
ヤクルト監督としてプロ野球に復帰した・・・
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