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2025ドラフト特集 ドラフト最前線【高校生編】

<選抜高等学校野球大会>健大高崎高・石垣元気(投手) 復帰登板で実力を証明 成長示した火消しの5球

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出場32校が春の頂点を目指す戦いで、将来性豊かな若者がグラウンドで躍動している。大会No.1投手もアクシデントがありながらも、甲子園のマウンドで圧巻投球を披露。海の向こうからも熱い視線が注がれている。
写真=石井愛子、牛島寿人

健大高崎高・石垣元気


オール直球で勝負


 主役は遅れて甲子園に登場した。第97回選抜高校野球大会で連覇を狙う健大高崎高の最速158キロ右腕・石垣元気は3月23日、敦賀気比高との2回戦で1点リードの9回二死一塁から今大会初登板。5球連続で150キロ超えの直球を投じ、遊飛に仕留めて火消しに成功。今秋ドラフト1位候補の逸材が大会の主役に名乗り出た。

 真打ち登場に甲子園がお祭り騒ぎだ。先発した背番号『10』の左腕・下重賢慎が9回二死から四球を出したところで青柳博文監督が継投を決断。一塁側ベンチ前でキャッチボールを行っていた石垣が颯爽とマウンドへ駆けた。

「プレッシャーは感じていなくて、ただ自分が抑えようという気持ちでマウンドに立った。本調子じゃないけど良いボールが投げられると思っていました」

 13日に左脇腹を痛めた影響で・・・

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