
14年目を迎える大黒柱が今季も選手会長としてチームを引っ張る
今年も選手会長として引っ張るのは
松本剛だ。オープン戦で15年ぶりの“優勝”を果たしたチームについて「『今年は違うかな』って感じている部分はあるけど、状態がいい選手が多いように見えているだけかなって僕は思っています」。全員が絶好調で調整期間を過ごしたわけではない。各自が試行錯誤する中での結果。そこに手応えを深めた。
オープン戦で飛び抜けた数字を残したのはチーム本塁打数(15本)のみ。「打率は他のチームのほうが数字がいいけど、いいところで打っているという印象」と振り返ったように、チーム打率は.249で3位。他にもチーム防御率は2.49で4位。もちろん悪くないが、とてもいいわけでもない。それでも10勝3敗3分けと好成績を収めた。
そこには個々のレベルアップを実感する。「みんな自信を持って試合に出ている」。結果が二の次となるオープン戦でも試合のポイントを押さえて得点を重ねたり、失点を防いだりしたからこその1位フィニッシュ。ライバル球団にも投打で強さを感じさせた戦いぶりに「そういう風に見えているっていうのが、いいこと」と選手会長も感じている。
成熟度が増すチームの中で、自身も外野レギュラー争いの中に身を置く。「すごくレギュラー争いは厳しい戦いになるというのはキャンプのときから感じていた。チームもですけど、僕自身もスタートダッシュはすごく大事」。若手の突き上げに負けてはいられない。酸いも甘いも知る14年目の大黒柱が、今季こそ歓喜のゴールを目指してスタートを切る。
写真=BBM