11月15日、マツダ広島で12球団合同トライアウトが開催される。野球人生を懸けた勝負を繰り広げる戦力外選手たち。参加予定者の球歴を紹介する。 
社会人時代には侍ジャパン・トップチーム入りした高木
■プロフィル
名前:
高木伴(たかぎ・ばん)
ポジション:投手
生年月日:1990年6月1日(27歳)
身長・体重:180センチ80キロ
投打:右投右打
経歴:市川口高-東農大-NTT東日本-
オリックス15(ドラフト4位)=3年
2017成績:18試合 2勝1敗0S 奪三振2 防御率3.38(ウエスタン)
社会人・NTT東日本時代の2013年に
小久保裕紀が率いる新生・侍ジャパンのメンバー入りし、「2013 BASEBALL CHALLENGE」に出場した。最速149キロの直球を武器に「パワーピッチャー」と評される一方で、スライダー、フォークなどの変化球も自在に幅広い投球を披露。15年に即戦力の期待を寄せられ、オリックスに入団した。
だが、プロ入り後は結果を残せず。デビュー戦となった15年4月24日の
日本ハム戦では2番手で2イニングを投げて無失点も、登板機会に恵まれず登録抹消に。再昇格した5月に登板するも、打ち込まれ二軍降格ともがいた。結局1年目は、7試合9回1/3で防御率7.45に終わった。
2年目の飛躍を誓った昨春、サイドスローに転向。キャンプでは臨時コーチを務めた
山田久志氏からマンツーマン指導を受けたが、一軍での登板はシーズン終盤の4試合のみ。再びフォームをスリークオーターに戻した今季も、チーム投手陣の若手の台頭もあって一軍での登板を果たせず。
10月2日に戦力外を受けたが、現役続行を希望してトライアウト挑戦を決意。来季で28歳と年齢的には若くはないが、プロの舞台で花を咲かせるため、最後のアピールに挑む。
写真=BBM