これまでのプロ野球史の中で、幾多ものチームがそれぞれの特色を生かしたチームを作り上げてきた。 一発攻勢や足攻、盤石の投手リレー……。各部門の歴代成績から、“記録”に残る最強チームを導き出す。 ※記録は2リーグ制以降の1900~2012年
写真=BBM
圧勝チームは日本一になれない? 歴代最高勝率をマークしたのは51年の南海で.750。
服部武夫、
柚木進、
江藤正が防御率のリーグ3位までを独占したほか、
蔭山和夫、
山本一人、
木塚忠助の3人が打率3割以上をマーク。3勝1敗ペースを1年間続ける安定感だったが、日本シリーズでは同じく勝率.731で歴代3位の
巨人に1勝4敗で敗北。ペナントの勢いを継続することはできなかった。南海は4年後、
中村大成(23勝4敗)と
宅和本司(24勝11敗)の両輪を擁し、3ケタまであと一歩の99勝を挙げる。しかし日本シリーズでは3勝4敗でまたしても巨人に苦杯を喫した。
独走でペナントレースを制し、2位と最も大きく差を開けたのは90年の巨人。MVP、最優秀防御率、最多勝利、最高勝率の4冠に輝いた
斎藤雅樹を原動力に、9月8日には
吉村禎章の劇的なサヨナラ本塁打で優勝決定。16試合を残してのリーグ優勝はセ・リーグ記録となった。ちなみに、プロ野球記録は65年の南海。140試合制の121試合目でリーグ優勝を決め、史上最多の19試合が消化ゲームとなった。しかし・・・
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