ドラフト、さらに日本シリーズも終わり、各球団の補強への動きが本格化してきた。果たして、あの選手をあの球団は本当に獲得するのか。いや、むしろ本当に必要なのか。今回は12球団の現状の戦力を分析し、補強ポイントを探っていく。 ※情報は11月12日現在 監督 福良淳一(3年目) 
藤井康雄打撃コーチ、高山郁夫投手コーチが復帰。二軍にも米村理氏がチーフコーチ兼打撃コーチに就き、強化&育成を同時に進めていく
■チーム力5段階評価 打撃力 3.5 先発投手力 4 リリーフ力 4 機動力 1 総合力 3.5 ■強化・補強ポイント ・巧打の内野手 ・中継ぎ左腕&抑え 補強より現有戦力の強化
連勝をすれば連敗の繰り返し。浮上の気配を見せるも、不安定な戦いで3年連続Bクラスに終わった今季。ただ、投打の“軸”は確立しつつあり、さらに近年は数年先を見据え、補強に頼らず育成に重きを置くだけに、オフに大きな動きはなさそうだ。
野手では
ロメロ、
マレーロの両助っ人にT-岡田、
吉田正尚と、打線の中軸にメドが立つ。ただ一方で固まらないのが一、二番。今季は難病『潰瘍性大腸炎』を抱える遊撃の
安達了一、二塁の
西野真弘がともに打撃不振に陥り、チャンスメークできず。
駿太、
武田健吾らの若手も力をつけてきているが、調子の波もあり、走者が出れば徹底的に犠打で手堅い攻めに。盗塁数は12球団ワーストと、長打に頼った攻撃が連勝、連敗の繰り返しを招いた一因となった。だからこそ一、二番の固定が急がれる。さらに定まらぬポジションが二遊間とあって、
阪神からFA宣言した
大和の獲得に動いたのも、もうなずける。
投手陣ではシーズン終盤に一軍デビューした17年の新人・
山本由伸や
松葉貴大が先発ローテ当落選上と、熾烈な争いが予想され、漏れた投手が救援に回る可能性も高く、コマはそろう。一方で平野がメジャー挑戦を表明し、移籍が決まればクローザーが不在。候補に黒木が挙がるが今季、平野が二軍調整中に代役を務め2度失敗と不安が残るのは確か。同じく“臨時クローザー”を務めたヘルメンは来季の契約は未定。退団となれば外国人の補強もある。
また、中継ぎ左腕も大山のみと手薄な状況だ。山崎福、
海田智行がいるが、こちらも助っ人を招き入れる可能性も。欲を言えば、セットアッパーとクローザー、どちらもこなせる外国人左腕が欲しいところだ。
投打ともに軸は確立しつつあるだけに課題は、そのワキを固めること。補強ポイントは『リードオフマン』と『抑え』と明確だ。その候補者は多数いるも、起用固定の決め手を欠いた今季だが、阪神・大和を除いて補強の動きはなし。現有戦力の“強化”でチーム力アップを図る。
[2018予想ピッチングスタッフ] <先発> 金子千尋(35歳)
西勇輝(28歳)
ディクソン(34歳)
山岡泰輔(23歳)
吉田一将(29歳)
△
田嶋大樹(新人/22歳)
<中継ぎ> 近藤大亮(27歳)
ヘルメン(31歳/交渉中)
小林慶祐(26歳)
△
大山暁史(30歳)
金田和之(28歳)
△
山崎福也(26歳)
鈴木康平(新人/24歳)
<抑え> 黒木優太(24歳)
※△は左投げ [主な引退・退団、契約未確定選手] 平野佳寿投手(海外FA)
八木亮祐投手(戦力外)
川端崇義外野手(戦力外。コーチ就任)
岩崎恭平内野手(戦力外。現役続行希望)
B.モレル内野手(引退)
コーク投手(退団?)
ウエスト投手(退団?)