37歳の新人スカウトが誕生した。20年前、横浜高(神奈川)で松坂大輔(現中日)とバッテリーを組んで、史上5校目の甲子園春夏連覇。数多くのキャリアを経て、選手を獲得する立場となった。勉強の毎日である。 
球場で熱心に視察をする小山氏。多くの経験を積んでいるだけに“ルーキー”ながらも、その目は確かだ
スカウトとは、人格で決まる。アマチュアの現場にいる監督、選手にとってプロへの入り口、窓口的な存在。試合、練習と興味を持った対象選手の良い部分も悪い部分も見極め、最終的に上司へ報告するのが、担当スカウトの仕事だ。1年間の集大成となるドラフト会議で指名し、入団交渉、正式契約を経て、該当選手がチームの一員となれば、身の回りの相談に乗る、父親的な立場にもなる。
「目に留まった選手が、縁あってドラゴンズに入団し、将来の中心選手になってくれれば、これ以上、うれしいことはないと思います」
4月8日。母校・横浜高の県大会初戦(対旭丘高)に、
小山良男の姿があった・・・
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