31年ぶり2人目となる日本人メジャー・リーガー、野茂英雄が誕生したのは平成7年(1995年)のこと。以降、世界最高峰の舞台でプレーした日本人選手は、平成30年の今年までに56人を数える。移籍の流れや日本での実績など、バックグラウンドはそれぞれだ。夢を追い求めた男たちの挑戦の軌跡を平成年代別に辿ってみよう。 写真=Getty Images ※成績は平成30年シーズンまで ※所属表示はメジャー1年目の球団 
イチロー[マリナーズほか]MLB通算18年 通算成績2651試3089安117本 780点509盗、打率.311
続々と海を渡る投手。クローザーでの成功も
日本が誇る天才ヒットメーカーが「野手は通しない」の定説を覆すと、平成10年代に入り、続々と野手が海を渡っていった。 先人たちの活躍でメジャーがより現実的になったのは、平成11年(1999年)以降、30年までに計29人の日本人が海を渡り、MLBの舞台を踏んだことからも分かる。特に夢を求め、実力を試したいと願う投手は多かった。
平成11年には
オリックスから
木田優夫がFA移籍でタイガース入り。入団会見に袴(はかま)姿で登場した木田は、タイガースの本拠地・デトロイトが映画の舞台であることから「ロボコップに会えなくて残念」とジョークで笑いを誘ってアメリカ人の心もつかむだけでなく、4月5日にメジャー・デビューをし、49試合の登板機会を得た。同年・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン