ここでは12球団のドラフト戦略を検証していこう。今後もドラフト本番まで同様の企画をするつもりなので、今回は2018ドラフトの検証にウエートを置いた。ただ、ヤクルト・村上宗隆の例を挙げるまでもなく、ドラフトの成否は1年で分かるものではない。あくまで彼らの「現在地」とチームの補強傾向を探るためのものである。 ※記録は9月8日現在 
最も多くの出場機会を手にしているのは、中継ぎ左腕の久保拓眞
現状で存在感を示しているのが5位の
坂本光士郎と7位の久保拓眞の両左腕だ。一軍では坂本が12試合、久保が16試合と、中継ぎで出番を増やした。ただし両者とも防御率5点台と苦戦しているのが現状だ。
また、1位の
清水昇は先発の機会を得ながら結果を残せていない。中継ぎでも仕事を全うできず、8月上旬から二軍暮らしが続いている。根尾、上茶谷を外しての1位指名だったが、ここまではプロの壁にぶち当たっているようだ。2位のスラッガー・
中山翔太はすでにプロ初本塁打をマークしたものの、主力選手から定位置を奪うまでには至っていない。8位指名ながら、開幕前には内野の定位置奪取も期待された
吉田大成は、打撃面で苦しんでシーズンを通しての一軍定着はならなかった。
一方で、高卒ルーキーたちは・・・
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