ここでは12球団のドラフト戦略を検証していこう。今後もドラフト本番まで同様の企画をするつもりなので、今回は2018ドラフトの検証にウエートを置いた。ただ、ヤクルト・村上宗隆の例を挙げるまでもなく、ドラフトの成否は1年で分かるものではない。あくまで彼らの「現在地」とチームの補強傾向を探るためのものである。 ※記録は9月8日現在 
小島和哉は貴重な左腕として先発ローテの座を取り戻している
ドラ1の大器・
藤原恭大は開幕スタメンを飾ったものの、現在は二軍で腕を磨く日々。期待の大卒投手も軒並み出遅れ、序盤戦に限れば失敗ドラフトの予感が漂った。
しかし、後半戦に入ると状況は一変。ドラ2右腕の
東妻勇輔は7月に初昇格すると8月からはブルペンの中心的な存在となり、ドラ3左腕の小島和哉は先発ローテの座を取り戻して8月は4試合で2勝1敗、防御率1.88の活躍。ドラ5左腕の
中村稔弥もロングを含めてブルペンを支えており、三者三様の働きで苦しい時期に差し掛かった投手陣の救世主となっている。
藤原は二軍戦で苦戦しながらも着実に実戦経験を重ね、
山口航輝は持ち前のパワーをしっかりと発揮。球団方針として1年目の高卒投手は体づくりに専念させることが多い中で、
古谷拓郎は・・・
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