2021年のペナントレースは、セ・パともに3月26日に幕を開ける。コロナ禍で揺れた20年だったが21年こそは球場に歓声が戻ることを信じて――。どこよりも早く、12球団戦力分析をお届けする。


　先発陣は、2020年後半戦に戦列離脱者が相次ぎ、今のところ確定的及び有望と見られるのは、20年にチームトップの10勝を挙げた森下暢仁、初の規定投球回到達を果たした九里亜蓮、一年間先発ローテーションを守り抜いた遠藤淳志の3人ぐらい。残りの枠を、左腕の床田寛樹、手術からの復帰を目指す大瀬良大地、野村祐輔、ドラフト1位の栗林良吏、新外国人のネバラスカス、宮崎フェニックス・リーグで好投を見せた高橋昂也、矢崎拓也らが争うという形になりそうだ。「2年目のジンクス」に挑む森下と、エース・大瀬良の復調度合いがカギを握ることになる。

　リリーフは、20年後半に塹江敦哉、ケムナ誠、フランスアである程度固まったが・・・