勝ちパターンで投げる4人のリリーバーは序盤戦で完ぺきな投球を見せた。しかし、今後登板が進むにつれ、疲労などが出たときに、いかにほかの中継ぎ陣でしのげるか、そしてそうした投手を首脳陣が作り出せるか。1年間、盤石のリリーバーを維持できるかが、優勝への近道になると言う。 写真=BBM ※成績は4月25日現在 
絶対的な抑えとして君臨するロベルト・スアレス。彼の存在がほかの中継ぎ陣の起用法に柔軟性を与えている
4人で3回がベスト
中継ぎとクローザーに関していえば、最近の日本の監督の使い方は、8回のセットアップに対し2人態勢を取っていますよね。左打者が続きそうなときは、左投手を当て、右打者が多いときには右投手という具合に。これに私は反対なんです。8回はセットアッパーというしっかりしたポジションがあるのです。ですから、8回、9回はそれぞれ1人の投手に任せるべきです。
その意味では、8回は
岩崎優で固定し、9回の
スアレスに任せるのがベスト。開幕直後には岩崎の体調を考慮して、8回に岩貞もありましたが、今は岩崎で固定していますので、これでいいと思います。
7回は左の
岩貞祐太と右の
小林慶祐で、そのときの相手の打線の流れによって登板を変えればいいと思います。4月20日の
巨人戦(東京ドーム)では左打者が続く6回に岩貞を登板させ三者凡退に抑えました。私はこの采配で問題ないと思います。
矢野(
矢野燿大)監督がこういう思い切った采配ができるのも、やはり・・・
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