悲願成就へ正念場を迎えるシーズン最終盤。1勝の重みが増す最大の山場をいかに乗り越えるか。オリックス・ブルーウェーブの投打の軸として、1995、96年の連覇を支えた藤井康雄、星野伸之の両氏が、逆転優勝へ向けた投打のポイントを挙げる。 取材・構成=鶴田成秀 写真=BBM ※成績は9月16日時点 
山岡[写真]の離脱で不安のある先発陣だけに、ブルペンのフル稼働は欠かせない
投手解説◎星野「とにかく粘ること」
先発は
山本由伸、
宮城大弥が2ケタ勝利を挙げ、2人で貯金を15以上つくる大奮闘。この2人がカード頭に投げて勝ちを計算できたとしても、カード勝ち越しのためには2、3戦目に投げる先発が大事になります。
山岡泰輔がいれば、イニング数も稼いでくれるため、戦い方の計算もできますが、6月に右ヒジを痛めて離脱。手術を受けるとのことで今季の復帰は絶望的の中で
田嶋大樹、山﨑福也の両左腕が、しっかりゲームをつくることが求められます。
ただ、山本、宮城も含めてすべての試合で完璧に抑えられるわけではない。序盤で崩れるケースも想定しないといけません。ここで大量失点してしまうと勝利は遠のく。いかに最少失点で踏みとどまれるかが、これからの大きなポイントです。
カギを握るのが、先発よりも救援陣です。固定している8回・
ヒギンス、9回・
平野佳寿にいかにつなぐか。候補者は多数いるものの流動的な起用が続いていますが・・・
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