戦力において大きな比重を占める外国人選手。果たして今季から加入する新助っ人の実力はいかほどのものか。昨季のMLBデータをもとに投手中心に9選手をピックアップし、データ分析のスペシャリストに期待値を占ってもらった。 【セ・リーグ編はこちら】 解説=森本崚太 写真=Getty Images ※情報は2月13日時点。プロフィールは身長・体重/投打/2022年の満年齢/今季年俸。成績の[メ]はメジャー、[マ]はマイナー、[日]はNPB、[韓]は韓国、[米独]はアメリカ独立 ※ボールの変化量の図は、重力の影響のみを受けてボールが到達した地点を原点とし、回転の影響を受けてどれくらいボールが曲がったかを投手方向から見て示したもの。●が2021年MLBでの各投手のボール、○が2021年のMLB投手全体の平均 オリックス・ビドル[投手] 「たれる」ストレートでゴロの山を築く

ビドル 196㎝99㎏/左左/31歳/年俸7500万円/前所属ブレーブス
2021[メ]8試合0勝0敗0S0H、防8.44 通算[メ]99試合6勝2敗1S13H、防5.07 ストレートが毎分2500回転以上だとMLBでも回転数が多い、伸びるボールになると言われますが、回転数は2600回転以上でも回転軸が傾いているため「たれる」ストレートになっており、ナチュラルに動くストレートでゴロの山を築いています。左打者から空振りをとれるスライダー、落差の大きいカーブもあり先発で長いイニングをこなせそう。チームの起用法に注目です。
ビドルのボールの変化量 ソフトバンク・T.チャトウッド[投手] 高速ツーシーム&カットボール
2021[メ]32試合1勝3敗1S11H、防5.63 通算[メ]229試合52勝60敗5S15H、防4.45 いい意味で「気持ちの悪い」投手、日本にはいないタイプです。真っすぐはほとんど投げず、平均154キロの超高速ツーシームと変化の大きな高速スライダーのようなカットボールが全体の8割超を占め、左右の揺さぶりで勝負します。先発を任せるなら・・・
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