2022年の全日程が終了し、熱闘に幕が下ろされた。しかし、すでに来季に向けた準備は着々と始まっている。今回は、12球団で正式発表されている2023年の首脳陣をまとめた。そこから各チームの来季構想を探っていこう。 ※情報は11月7日現在 パ3位 [2022成績]72勝68敗3分け 
「ワクワクするチームを目指したい」と理想を語る松井新監督
松井ヘッドが新監督に昇格
二軍監督から昇格し、今季は一軍ヘッドコーチを務めた
松井稼頭央が満を持して新しい監督に就任した。さらに一軍打撃コーチだった
平石洋介がヘッドコーチに。ともにPL学園高OBで、
楽天でも一緒にプレー。野球観を共有する2人が中心となって新生ライオンズを率いていく。
「常に優勝争いをするチームをつくりたい。それには一軍だけでなく二軍をはじめ、組織で戦うことが大事です。選手と一緒になって成長して、強いライオンズをつくっていけるようにしたい」(松井監督)
昨季は最下位に沈んだが、今季は惜しくも優勝はつかめずも3位に浮上。永続的に強さを保つために指導者教育にも力を入れている。
渡辺久信GMは言う。
「一軍は時間的に難しいが、ファームの首脳陣は比較的時間があるので、外部のスペシャリストを招き、勉強してもらっている。ほかにもコーチングやコミュニケーションの取り方などを学んで、そういう人が二軍コーチとなり、やがて一軍の指導者になっていく」
今季は兼任コーチだった
内海哲也が現役を引退し、ファーム投手コーチに専念。「内海はすごく真面目に野球に取り組んで若手の見本になってくれた。第2、第3の内海を育ててほしい」(渡辺GM)。内海を含め、
清川栄治投手総合コーチ、
長田秀一郎、
大石達也投手コーチとファームに4人の投手コーチがいるのも注目点だ。「結局、野球は投手というところがある。“8つの目”で育成にさらに力を入れていきたい」(渡辺GM)。今季、4年連続リーグワーストだったチーム防御率が同1位と躍進。強力投手陣のレベルをさらに向上させていく方針だ。
2020年、21年にあった三軍の名称も復活。「選手やスタッフの人数的に試合などの活動はできないが、三軍で選手を育てていきたい」(渡辺GM)。育成に力を入れながら、フロントと現場が一体となって、常勝への道を歩んでいく。
【首脳陣 球団OB率 90%】 
[注]○は新任、□は復帰、※は配置転換。11月7日現在判明している首脳陣
<ハミ出しトピックス>内海哲也・ファーム投手コーチ【新任】

内海哲也
目指すは選手に寄り添えるコーチ 新任の内海哲也コーチが理想とするのは選手に寄り添えるコーチだ。特に自身が教えを受けた
小谷正勝コーチが理想だという。「何日もジーッと見て、本当に悩んでいるときにボソッとワンポイントでアドバイスを言っていただけた」。自身も考えを押し付けずに選手の成長を促していく。