元メジャー・リーガーで野球解説者の藪恵壹氏に、山本由伸の1年目の活躍ぶりを予想してもらった。答えは、日本のエースは十分に通用する。その根拠を語ってもらった。 写真=BBM 
藪氏はスライダーの使い方に注意が必要だと語ったが、それ以外の球種は十分に通用し、15勝以上すると予想している
打たれても気にしない
毎年、
オリックスの春季キャンプを視察しており、山本由伸投手のことも見てきました。これまでのNPBでの実績を見ても、やはり彼は日本一の投手です。持っている多くの球種のどれもが一級品です。当然、日本と同じような投球ができれば、メジャーでもファンの皆さんの期待どおりの活躍ができるだけの実力の持ち主です。
そうは言っても、160キロの真っすぐでも簡単に打ってくるような打者がそろうメジャー。でも私は、そこは恐れることはないと思っています。そうなるために、山本投手が習得すべき必要なことをいくつかを話していこうと思います。
まず、スプリングトレーニング中に、いかに早くメジャーの打者の特徴を知ることができるか、です。まったく対戦したことのない打者を相手に投げていくわけです。スプリングトレーニングで、メジャーの各打者と対戦を繰り返すことで、日本の打者とは何が違うか、という感覚をつかめると思います。それができれば、シーズンに入ったときにも、初見の相手にも優位な勝負ができるはずです。
彼の場合はビッグな契約を交わしていますので・・・
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