インタビューした工藤公康氏を含め、NPB通算200勝以上を挙げた左腕投手は現在7人。ここでは勝利数1位の金田正一氏を紹介しよう。 文=落合修一[編集部] 左腕勝利数歴代1位 400勝 944試合/400勝298敗/防御率2.34
カネやんからの“遺言”
今号の特集テーマはNPB歴代の左腕投手。左投手に限定した通算勝利数のランキングを算出すると、金田正一が1位となる。
当然である。金田は左腕に限定しなくても、NPB史上唯一の400勝を挙げ、圧倒的な通算最多勝投手。2位の
米田哲也(阪急ほか)に50勝も差をつけている。おそらく、この400勝という記録はこの先も破られない。シーズン20勝さえ滅多に出なくなった昨今のプロ野球において、20勝を20年続けてやっと追いつける数字なのである。たとえば、野球の試合が9イニングではなく5イニングで終わるスポーツにルールが変わるとか、1チームの年間試合数が200くらいになるとか、何百年か先にそのくらい根本的に野球のシステムが変わらない限り・・・
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