“新星の光”が明日のチームを変えるならば、ドラフト会議の持つ意味も大きくなる。今年のドラフトも約1カ月後に迫るが、その前に直近10年のドラフトを振り返ろう。球団方針、指名戦略から描いた未来どおりの“今”となっているのか。現段階での“答え”とはいえ、それは今季のチーム順位にあらず。ドラフト指名した選手と現有戦力を比べながら、12球団の“答え合わせ”をしていこう。 ※『直近10年の指名内訳』はドラフト指名時のポジションで集計。『今季の一軍出場割合』は9月8日時点で、内訳はドラフト指名球団から他球団に移籍し、古巣復帰したケースのみ『移籍』ではなく、『高卒』『大卒』『社会人・独立出』『育成上がり』『10年以上前のドラフト指名』のいずれかに分類しています(例=西武・佐藤龍世……西武→日本ハム→西武のため、ドラフト指名時の「大卒」に分類)。また、育成入団後に支配下登録された外国人選手は『助っ人』に分類しています。 今季はケガで出遅れながらも、夏場から主軸に定着。7年目の清宮がついに覚醒の気配を見せる
2014年から10年間のドラフト指名選手を見ると、高卒選手の獲得人数が12球団で最も多い34人。
ダルビッシュ有(現パドレス)、
大谷翔平(現ドジャース)ら高卒入団組を一流選手に育て上げた「育成の日本ハム」らしい傾向は続いている。その内訳は投手が14人で野手が20人と、野手のほうがやや素材型重視の傾向があるが、24年シーズンも球団に在籍している高卒選手(育成指名除く)は投手9人、野手11人と、野手は半数近くの選手が移籍か、すでに退団した。
一方で、我慢の時間を経てついに覚醒のときを迎えつつある逸材たちの台頭も目立ってきた・・・
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