若き力の台頭は、明日のチームに明るい光りを灯す。今季100試合超を戦ってきた中で、奮闘してきたルーキーをピックアップ。プロの世界に挑む新人の躍動は、チームに変化と進化をもたらしていく。 ※成績は9月15日時点 【セ・リーグ編】はこちら オリックス・古田島成龍 ナインを鼓舞する闘争心
リーグ3連覇を遂げた昨季までとブルペン陣が一新。その“顔”とも言える奮闘を見せるのがドラ6右腕だ。オープン戦でアピールに成功して開幕一軍入りを果たすと、ビハインドの展開での救援で登板を重ねて無失点投球を継続。ツーシームやチェンジアップを巧みに組み合わせ、最速150キロのストレートの威力とキレの効力をアップさせる投球でピンチの火を消せば、優勝決定シーンのように感情を爆発させる“絶叫”から『古田島優勝』のフレーズも浸透させた。ナインの心に火をつけるマウンドさばきで快投を続け、6月27日までNPBタイ記録となる一軍デビューから22試合連続無失点もマーク。被打率.189、WHIP1.06で、塁をにぎわせるケースはあるものの「ゼロで帰ってくることが中継ぎの答え」と言う信念は、防御率0点台の数字にも表れる。
ソフトバンク・岩井俊介 チャンスをつかむ気迫の投球
底抜けに明るいキャラクターがマウンドに上がると一変する。気迫十分に力強い球を投げ込み、打者を翻ろう。きっちりアウトを奪うと、時折、拳をグッと握る姿も。一軍と二軍を行ったり来たり、限られた登板機会の中で存在感を示そうと日々、必死だ。プロ初登板から5試合、失点どころか安打すらも許さなかった。9月4日の
日本ハム戦(みずほPayPay)で・・・
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