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2024大谷翔平特集 自らのバット&足で偉大なるシーズンへ

<MLBポストシーズン 日本人選手の歴史を振り返る>いざ、世界一へ! ワールド・シリーズを制した日本人メジャー・リーガーたち

 

MLBでは10月からポストシーズンに突入。世界一を目指して熱き戦いが始まった。日本人メジャー・リーガーもその戦いの真っただ中。世間ではメジャー7年目にして初のプレーオフ出場を果たしたドジャースの大谷翔平が注目されているが、ほかの選手たちもその座を虎視眈々と狙っている。そこでここでは、これまでに世界一を極めた日本人選手たちを紹介していこう。あの素晴らしい栄光よ、もう一度、よみがえれ!
写真=Getty Images

初の世界一は井口資仁


2005年 ホワイトソックス・井口資仁


 パイオニアとして現代のメジャーの門戸を開いた、野茂英雄(元ドジャーズほか)やMLB野手第一号のイチロー(元マリナーズほか)。彼らはワールド・シリーズの経験がない。その中で、日本生まれの日本人選手としては、1998年にシーズン13勝(9敗)を挙げたヤンキースの伊良部秀輝がワールド・シリーズでその一員として初めて参加。しかし登録メンバー外で出場はなかった。

 当時のヤンキースは黄金時代で翌99年にも世界一になっている。このときも伊良部は在籍しシーズンは11勝(7敗)と2年連続の2ケタ勝利をしながらも、シリーズではまたも登録外となってしまった。

 初めてこの大舞台に立ったのは、ジャイアンツ時代の、現日本ハム監督の新庄剛志だ。2002年のエンゼルスとの第1戦で「九番・指名打者」で先発出場を果たす。シリーズ結果は3勝4敗で世界一にはたどりつけなかった。翌年は巨人からヤンキースに移籍した松井秀喜が「五番・左翼」でシリーズに登場。第2戦では日本人としてシリーズ初の本塁打を放った。だが、マーリンズに2勝4敗で敗戦し、頂点には立てなかった。翌04年もカージナルスの田口壮がシリーズに出場。日本人メジャー選手が3年連続で出場も、レッドソックスに0勝4敗でまたしても世界一には手が届かなかった。

 だが翌05年、この年にホワイトソックスに入団し「二番・二塁」のレギュラーを獲得した井口資仁が出場。アストロズを4勝0敗でスイープし世界一の一員に。井口自身は4試合で3安打と不調だったが・・・

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