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DeNA歓喜のあと 次なる戦いへ──

ベイスターズの歩んだ26年 喜びも悲しみも今につながる【1998年~2011年】

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1998年の38年ぶり栄冠から四半世紀のときを超え、日本一をつかみ取ったベイスターズ。親会社の変遷、10年連続Bクラスの暗黒期、CS初進出……3度目の日本一にたどり着くまでの26年間の軌跡を振り返る。
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【マルハ時代・1998年】38年ぶり日本一の悲願成就


<1位>勝率.585

日本一のペナントを持って場内を1周


 59歳の新人指揮官、権藤博監督下で圧倒的強さを発揮。打ち出したら止まらない「マシンガン打線」と、日本記録(当時)のシーズン45セーブを挙げた絶対的守護神・佐々木主浩につなぐ強固な勝利の方程式で38年ぶり優勝を成し遂げた。川村丈夫の史上3人目の開幕1安打完封勝利に始まり6月20日にトップに立つと、以降は一度も首位の座を明け渡さず、数々の逆転劇を繰り広げて悲願成就。佐々木がMVPと最優秀救援投手、石井琢朗が最多安打と盗塁王、鈴木尚典が2年連続首位打者に輝いた。西武との日本シリーズも4勝2敗で制し、38年ぶり日本一を達成した。

4.3  川村丈夫が史上3人目の開幕戦1安打完封勝利
4.18  駒田徳広が通算11本目の満塁弾、5年連続のタイ記録
6.30  7回一挙8点の大逆転、佐々木主浩が22連続セーブの日本新記録
7.12  中日戦で9回に6点差を追いつき12回日没コールドで引き分け
7.15  巨人戦でともに20安打の乱打戦を波留敏夫のサヨナラ打で制す
7.26  阪神戦でローズが9打数連続安打。球団タイ記録の10連勝
8.5  佐々木が通算194セーブの日本新記録
8.9  広島戦の延長15回に一挙8点、6時間13分の総力戦を制す
10.8  阪神戦の8回、進藤達哉の逆転打で38年ぶりVを決める
10.26 西武に4勝2敗で38年ぶり2度目の日本一に

【1999年】チーム打率新記録樹立


<3位>勝率.526

 球団史上初の連覇を狙うも39年ぶりの開幕6連敗スタート。それでもマシンガン打線の破壊力は前年を超え、日本新記録のチーム打率.294をたたき出した。ロバート・ローズは・・・

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