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2024プロ野球記録集計号 DATAで徹底検証&回顧

【File.15】2024シーズンが生んだ記録アラカルト~快挙、ビックリ、哀愁~<前編>

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まだまだある! 長いシーズン中に新たな扉を開いた華々しい記録、語るも涙の悔しい記録……。数字とともに記憶に刻まれる名&珍場面を、一挙プレーバック!
過去記録の所属は達成当時
写真=BBM

【後編】はこちら

<その1>巨人・戸郷、広島・大瀬良がノーヒットノーラン達成



 巨人・戸郷翔征が5月24日の阪神戦(甲子園)で、広島大瀬良大地が6月7日のロッテ戦(マツダ広島)で、それぞれ偉業を成し遂げた。

 巨人の投手による甲子園での阪神戦におけるノーヒットノーランは、1936年9月25日にプロ野球史上初のノーヒッターとなった沢村栄治以来、88年ぶりの快挙。史上89人目にして通算101度目のノーノーに「今までやってきたことが間違いじゃなかった」と戸郷は声を弾ませた。「6回が終わった時点であと9個と思ってやっていた」と振り返るのも納得の投球で、阪神打線を翻弄。4年ぶりのV奪回へチームを加速させるエースの快投劇だった。

 広島の投手として2012年の前田健太(現タイガース)以来5人目、7度目となる大瀬良のノーノーは、09年開場のマツダ広島では初の偉業。9回二死一、二塁から四番・ポランコを右飛に抑えて史上90人目の快挙を果たすと、捕手の會澤翼に抱えられ、仲間たちの熱烈な祝福を受けた。「最高の瞬間を皆さんと分かち合えて本当に幸せです」とファンに感謝。3度の右肘手術を経て迎えたプロ11年目に、真価を示すマウンドとなった。

<その2>楽天・則本、史上3人目となる先発通算100勝後にシーズン30S


 ルーキーイヤーから6年連続2ケタ勝利を挙げるなど、楽天のエースを務めてきた則本昂大。2023年までの11シーズンで先発として112勝を挙げた(救援では2勝)。今季は・・・

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