若きエースとなった
戸郷翔征の背中を追う者たちがいる。山崎伊織は今季、2年連続で2ケタ10勝と規定投球回に到達。戸郷、
菅野智之とともに新たな“先発三本柱”を形成した。井上温大は中継ぎで結果を残すと、交流戦の途中から先発ローテーションに食い込み8勝をマーク。堀田賢慎も1年9カ月ぶりに一軍で先発として勝利を手にするなど、7試合の先発を含むキャリアハイの17試合登板と、着実に歩みを進めている。
今年で26歳の山崎伊、23歳で同期・同学年の井上と堀田。その歩みは決して順調なものではなく、むしろ大きな困難を乗り越えてきた。3人はいずれも、肘にメスを入れる経験をしている。
青森山田高から2020年に入団した堀田は新人合同自主トレで右肘に違和感が生じ、4月にトミー・ジョン手術を余儀なくされた。東海大出身の山崎伊も入団前の同年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けながら、スカウト陣の慧眼もあって秋のドラフトで2位指名を受けた。前橋商高出身の井上は2年目の21年5月に左肘頭骨折で左肘頭スクリュー挿入術を受けている。3人そろって・・・
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