週刊ベースボールONLINE

165キロ右腕、23歳のMLB挑戦 佐々木朗希の謎

佐々木朗希 ポスティング容認の背景 常にケガと隣り合わせ ロッテ5シーズンの足跡

  1

佐々木朗希ロッテで過ごしたのは5年間。ラストイヤーの昨年、初の2ケタ勝利を挙げたが、規定投球回に達した経験は一度もなく、昨オフのポスティング容認は「時期尚早ではないか」という声もあった。マリーンズでの5シーズンを振り返る。

昨年11月のファン感謝デーが、佐々木にとってロッテファンにお別れを直接伝えた最後の機会だった[右端は吉井理人監督]


プロ1年目 登板なしも一軍帯同


 佐々木朗希がNPBで過ごした5年間は、壮大な目標をなしえるために、必要不可欠な時間だった。

 2019年のドラフト会議では日本ハム楽天西武、ロッテと計4球団が1位競合。ロッテ・井口資仁監督(当時)が引き当て、大船渡高からマリーンズへ入団した。託された背番号『17』は同郷の先輩・大谷翔平(当時エンゼルス)と同じで、そして170キロへの期待も込められていた。19年11月30日のロッテ入団会見では、「個人としては沢村賞が投手の中で一番高い賞だと思う。そこを目指してやっていきたい」と誓いを立てた。

 ルーキーイヤーの20年は、年明け早々に地元・大船渡での自主トレでブルペン入りした。2月頃から新型コロナ禍となったが、春季キャンプから一軍に帯同。開幕メンバー入りはならなかったものの・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

この記事はいかがでしたか?

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング