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165キロ右腕、23歳のMLB挑戦 佐々木朗希の謎

若手、ベテラン、新戦力、多種多様のドジャース先発投手事情 「悪の帝国」と揶揄される訳

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8人以上の先発候補が、すぐに挙がる。これだけの頭数をそろえているチームはほかにはない。潤沢な資金で、好投手を次々と獲得し、一方では、生え抜きも育つ土壌がある。すべてはケガも考慮した編成。ワールド・シリーズ連覇を目指すチームは1年間、同じ戦力をキープするため、分厚い投手層を配備しているのだ。
文責=メジャーリーグ編集部 写真=Getty Images


TOKYOシリーズ2戦 日本人2人が先発予定


 メジャー史をひもといても、なかなか類を見ないほどの豪華な顔ぶれが完成した。ドジャースは今オフ、先発陣の大型補強に成功。開幕先発ローテーションには昨季7勝の山本由伸や実績十分のタイラー・グラスノーに加え、新加入組のブレイク・スネルと佐々木朗希がほぼ確定した。残りの枠を高い潜在能力を持つ投手たちで争い、投手・大谷翔平やクレイトン・カーショウも今季中の復帰が見込まれる。若手、ベテラン、さらに新戦力――。誰もがエース格になり得る最強の布陣を融合させ、ワールド・シリーズ2連覇を狙う。

 3月18日に東京ドームで行われるカブスとの開幕戦では、山本が先発として初陣を飾ることが決まった。カブスの今永昇太との投げ合いに向け、2年目で開幕投手を務めることになった山本は「日本のファンの方もすごく楽しみにしてくださっていると思うし、自分自身も楽しみ。とにかくいい状態に持っていきたい」と高揚感に満ちた表情で語る。今はまだマイナー契約の立場のためキャンプでの調整次第にはなるが・・・

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