昨年は強力打線を武器に日本一となったものの、リーグでは3位に終わった。今年の目標は、リーグ優勝、そして連続日本一だ。それを達成するために三浦大輔監督が目指す2025横浜DeNAベイスターズ野球とは。春季キャンプからその道筋がはっきりとうかがえた。 文=鈴木智紘(サンケイスポーツ) 写真=宮原和也、井出伸輔 
2月18日、対巨人の練習試合[那覇]、2回表無死一、二塁で二塁走者の佐野が右前打で生還
個、そしてチームで積み上げる
隙を見せまいと守りを鍛え、一つ先の塁を目指して走る。強打を売りとするDeNAが、足りないピースを補うべくキャンプに励んだ。
三浦大輔監督がテーマに掲げたのは、守備力強化と打球や状況の判断力向上。リーグ優勝からの日本一を最優先の課題とするシーズンを見据え「去年と同じじゃダメ。プラスアルファを多く積み上げないといけない」と視線を鋭くした。
特守に明け暮れた選手がいた。主将の
牧秀悟だ。午前8時45分から行われた早出練習で個々が目的を持ってメニューに励む中、昨季18失策と苦しんだ正二塁手は決まってグラブを手にし、「一番下手くそな自分がやらないといけない」と自覚をにじませた。
意識したのは下半身。これまで・・・
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