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捲土重来 反撃のツバメ軍団

<SEIZE THE OPPORTUNITY>ヤクルト・先発は? 外野手は? ポジション争いの行方…チャンスをつかむのは誰だ!?

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主砲・村上宗隆をはじめ、開幕スタメンを当確としているレギュラー陣がいる一方、高津臣吾監督は「先発が4枚足りない」「センター、ライトが空いている」と明言する。その枠をつかむべく春季キャンプでは、若手からベテランまでアピールに励んできた。3月に入り競争は本格化。結果を残して選ばれるのは誰か。候補者を見ていこう。
※年齢は2025年の満年齢、情報は3月2日時点。

【先発ローテーション】遅れをとる新加入組



 昨季チームトップタイの9勝を挙げたのが右腕・吉村貢司郎だった。同8勝で続いたのが左腕・高橋奎二。2025年はこの2人が軸となる。高津臣吾監督は3月のオープン戦で残り4枠に誰を起用するかを見極めていくことになる。

 2人に続く存在として、台頭が待たれるのが奥川恭伸と山野太一だ。奥川は春季キャンプで一時別メニュー調整も、今季初実戦となった3月1日のファーム・巨人戦(Gタウン)で2回無失点。最速153キロを計測と不安を一掃した。「一軍完走」を目標に掲げる右腕が3年ぶりの開幕ローテ入りへ歩みを進めている。

 山野は2月の沖縄で2試合に先発し計5回1失点。3月2日の巨人とのオープン戦(東京ドーム)では4回無失点と安定。スライダーのバリエーションを増やすなど、幅を広げた投球が結果に表れている。入団4年で4勝止まりの左腕は、2ケタ勝利が目標。調子を維持したい。

 リベンジに燃えるベテラン陣も開幕へ照準を合わせている。ともに昨季自己ワーストの勝利数に終わった石川雅規小川泰弘、直近2年でわずか1勝の高梨裕稔は開幕ローテの確約はないだけに、結果が求められる立場だ。いずれも実戦登板をこなし、コンディションを維持しながらキャンプは完走。帰京後は早速、小川が1日の巨人戦(同)で3回1失点4奪三振の結果を残した。

石川雅規、小川泰弘[右]


 虎視眈々とその座を狙うのは・・・

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