日本でメジャー・リーグの開幕シリーズが開催されるのは、2000年から始まって今回が6年ぶり6回目。ここでは過去5回の日本での開幕戦シリーズを振り返る。 【2000年】日本人出場なしもソーサ、ピアザ人気で興行が成立した初開催

ソーサ[カブス]は前年まで2年連続でシーズン60本塁打以上を打っていた
シカゴ・カブス 対 ニューヨーク・メッツ [第1戦]○カブス5-3メッツ●
[第2戦]○メッツ5-1カブス●(延長11回)
ベニーが満塁アーチ 史上初のMLB公式戦の日本開催。超満員のファンで東京ドームが埋まり、皇太子ご夫妻(現天皇陛下ご夫妻)も観戦に来られるほどの注目を集めた。記念すべき始球式は、当時メジャー通算最多本塁打保持者のハンク・アーロンが行うほど、日本とアメリカがともに力を注いだ。
そんな中で最も注目を集めたのは、1998年にマーク・マグワイア(カージナルス)とのホームランチェイスで一躍、日本でも人気者となったサミー・ソーサ。
野茂英雄とバッテリーを組み、日本での知名度が高かったメッツのマイク・ピアザを上回る声援がソーサに向けられ、打席では1球投じられるたびにスタンドには無数のフラッシュが瞬いた。
第1戦はメッツ先発マイク・ハンプトンの乱調に乗じてカブスが5回に押し出し四球で勝ち越すと、7回にアンドルーズがこの日第1号となる2ランで試合を決めた。第2戦は3本の本塁打が飛び出た第1戦と違い、白熱とした投手戦となり、1対1で延長に突入。延長10回二死二塁からソーサを敬遠しピンチをしのいだメッツが、延長11回に代打
ベニー・アグバヤニ(のち
ロッテ)の決勝満塁弾で勝利。国内初のMLB開幕戦は1勝1敗と星を分け合った。
【2004年】ジーター、A-ROD、ジアンビ、松井と名門ヤンキースの黄金軍団が来日、猛打爆発
ニューヨーク・ヤンキース 対 タンパベイ・デビルレイズ [第1戦]○デビルレイズ8-3ヤンキース●
[第2戦]○ヤンキース12-1デビルレイズ●
松井が“古巣”で本塁打 2000年の初開催がナ・リーグの試合なら、こちらは初のア・リーグ試合ということになる。過去・・・
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