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2026ドラフト特集 クローズアップ【将来性高い超高校級】

沖縄尚学高・末吉良丞(投手) 世代トップ目指す昨夏の覇者「世界一のピッチャーになりたい」

 

2年生で高校トップレベルの領域を経験した。昨夏の甲子園で初の全国制覇。高校日本代表としても高い能力を披露。だが、勝負の世界は甘くない。最終学年。17歳は自らの足で、数々の壁を乗り越えようとしている。
取材・文=仲本兼進 写真=上野弘明

沖縄尚学高のブルペンで調整を続ける。選抜選考委員会は1月30日。当落線上の立場で「運命の日」を待つ


分岐点となった一戦


 末吉良丞にとって、2025年は高校球児の枠を超えた経験の連続だった。甲子園で夏初優勝。2年生で唯一、高校日本代表に選出され、地元・沖縄開催のU-18W杯で銀メダルを獲得した。世代を代表する存在へと登り詰めるも、本人の口から語られたのは「順風満帆」とは程遠い、迷いと葛藤の時間だったという。

 昨夏の甲子園。金足農高(秋田)との1回戦、注目右腕・吉田大輝(亜大進学)との投げ合いを制し1対0の完封勝利。比嘉公也監督が「この接戦を制したことが、自信になった」と語る、3396チームの頂点に立つ全国制覇への分岐点となった。鳴門高(徳島)との2回戦では救援4イニングを無失点。仙台育英高(宮城)との3回戦は、延長11回タイブレークに及ぶ死闘。末吉は一人で169球を投げ抜き完投した。東洋大姫路高(兵庫)との準々決勝では、同級生の先発右腕・新垣有絃の後を受け7回からリリーフ。最終回に二死満塁のピンチを招くが、冷静に後続を断ち3イニング無失点で4強入りを決めた。

 山梨学院高との準決勝では先発登板。連投の疲労が見える中、6回に自らの三塁への悪送球から追加点を許すなど、5回途中で降板。しかしマウンドを託した新垣有の快投と、その後の逆転勝利にベンチで喜びを爆発させた。そして、日大三高(西東京)との決勝では・・・

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